AIDA 3（フリーダイビング中級コース）
AIDA 3は、フリーダイビングの技術と知識をさらに深める中級者向けコースです。最大30mの深度まで潜るためのスキルを習得し、効率的な潜水技術や安全管理、レスキュー技術を学びます。
AIDA 3の目的
- フリーダイビングの生理学・心理学をより深く理解する
- 効率的なフィンワークと潜水技術を習得する
- 深度30mまで安全に潜るスキルを身につける
- トレーニング方法を学び、自主的にスキルアップできるようになる
- バディの安全管理やレスキュー技術を強化する
AIDA 3の学習内容
1. 理論（座学）
- 酸素と二酸化炭素の管理（ハイパーカプニア・ハイポキシア）
- 減圧症と肺のスクイーズ（圧力の影響と適応方法）
- 横隔膜の柔軟性と深度への適応
- 深く潜るための心理的アプローチ（メンタルトレーニング、リラクゼーション）
- バディシステムとレスキュー技術の理論
2. 呼吸法・リラクゼーション
- 腹式呼吸・完全呼吸・ボックスブリージングなどの高度な呼吸法
- 息こらえ（アプネア）の向上（スタティックアプネア3分以上）
- 事前のウォームアップとリカバリーブレスの最適化
3. 実技（プール＆海洋）
プール実技
- スタティックアプネア（STA）：水面での息こらえ（3分以上目標）
- ダイナミックアプネア（DYN）：フィンを使って水平方向に泳ぐ（最低55m）
- ダイナミックアプネアノーフィン（DNF）：フィンなしで泳ぐ（最低35m）
海洋実技
- コンスタントウェイト（CWT）：フィンを使い、最大30mまで垂直に潜る
- フリーイマージョン（FIM）：ロープを手で引っ張って潜る
- コンスタントウェイトノーフィン（CNF）：フィンなしで潜る（効率的な動きを習得）
- ターンテクニック：ロープの底でスムーズに折り返す方法
レスキュー＆安全管理
- 深度10〜20mでの意識不明ダイバーの救助
- ブラックアウトやSamba（酸素不足による筋肉のけいれん）への対応
- バディの監視と緊急時の判断
AIDA 3の参加条件
- AIDA 2（または同等レベル）を修了していること
- 16歳以上（スクールによる）
- 泳力条件
- フィンなしで200m、またはフィンありで300m泳げること
AIDA 3修了後のメリット
- 最大30mの深度まで安全に潜れるようになる
- 自主トレーニングができるようになり、継続的にスキルアップ可能
- **AIDA 4（上級コース）**への進学やインストラクターコース受講が可能
- レスキュー技術を習得し、バディの安全を守れるようになる
まとめ
AIDA 3は、フリーダイビングをより深く、安全に楽しむためのステップアップコースです。生理学・心理学の知識を深めながら、最大30mまで潜るスキルを磨き、安全管理やレスキュー技術も強化します。
本格的にフリーダイビングを極めたい人にとって、重要なステップとなるコースです。
何か質問があれば、お気軽にどうぞ。
講習日数3-4日
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